沖縄本島から約300km東に位置する宮古島は、美しい白砂のビーチ、透明度の高い海、豊かな自然が魅力の観光スポットとして知られています。その一方で宮古島には山や川はほとんどなく島全体が海抜50ｍ以下の平坦な地域が広がっている為、雨の少ない季節には干ばつに襲われることが度々おこります。その為、島民の生活用水や農業用水は、地下ダムと呼ばれる地中に作った巨大なダムに雨水を貯水し大切に利用しています。

また、宮古島では干ばつの問題だけでなく、古くから基幹産業であったサトウキビをはじめ、シークワーサーやマンゴーなど、農作物に利用する農薬などの影響で地下ダム汚染が問題となっておりました。これらの問題を解決できるような干ばつに強く、農薬を使わない農作物の発展が島民の願いでもありました。

そのような背景の中、私たちが注目したのが世界でスーパーフードとして重宝されている「モリンガ」です。「モリンガ」は、無農薬でも育ち、干ばつにも強く、宮古島の気候に適した栄養豊富な作物です。こうして20年前から始めた「モリンガ」の栽培ですが、日本ではまだまだ馴染みが薄く、商品価値の向上が私たちの課題でした。

「宮古島の畑と海」これをテーマに食品、加工品など試行錯誤し、モリンガ農家を始めてから20年の歳月を経て誕生したのがピュア化粧品「雨色雫」です。宮古島の自然を守り、産業を発展させていくことが「雨色雫」に込めた願いです。